東京受注会

靴屋です。

11/1~11/15まで、東京のギャラリーうずめ様にて、おでこ靴受注会を開催いたします。
BRYWB様が運営しているギャラリーになります。

ギャラリーのオーナー宇野様とは、今年の3月に行いましたワンダーランド展示会に来て頂いてからのお付き合いで、スガダイローさんも通われていることを後で知り、色々と救われていることを実感したのを覚えています。

身体の故障のため、考えて頂いていた内容での受注会ができなくなった際も、快く引き受けて下さいました。ヒラキヒミ。にとって最大のピンチだっただけに、本当にありがたかったです。

5月にお店を訪問させて頂きましたが、ローリングダブトリオさん、メイカーズさんがずらりと並んでいて、ショセさんに続き、兄さんがたと並べて頂けるミーハー心が溢れました。

とにかくファッションと靴を愛されているのが伝わってくるこだわりの強いお店です。
取り扱いのアイテムに負けない新おでこ靴も持って参りますので、是非お試し下さい。

尾之上は、2,3,4日在廊しておりますので、遊びにいらしてください。

場所は、〒158-0082 東京都世田谷区等々力2丁目1−132F

 

価格改定のお知らせ

靴屋です。

増税に伴いまして、材料費や革の仕入れ価格の高騰を受け、10月より価格を改定する事となりました。

今現在、ご注文、お問い合わせいただいている方には、現在の価格で対応させて頂きますので、ご安心下さいませ。

改定後は、下記の価格表通りとなります。税抜き価格になりますので、よろしくお願いいたします。

また、ブログで少し触れておりますが、私の体調管理の甘さから、肩と腰を故障し、これまで通りのペースで製作することが難しくなってまいりました。このペースでの製作では、運営していく事が難しく、今後のご注文に関しまして、浅草のセカンドオーシャン様の助けを頂き、グッドイヤー製法をメインとした「おでこ靴」を展開していく事を決断いたしました。
フルハンドでの製作に関しましては、これまで通りお受けいたしますが、こちらも値上げさて頂く事となりました。さらに、時間もこれまで以上にお待ちいただく事になるかと思いますが、ある意味魂のこもった「おでこ靴」になると思います。ご理解下さいませ。

今冷静に考えてみると、9分仕立てで¥70,000を切る事が、そもそも難しいのにも関わらず、売れなくなる事に恐怖し、無理して製作していたのだと思います。
売れなくなるより、作れなくなる恐怖の方がはるかに大きいことを今回知ることができました。
吉沢亮さんに履いてもらって、良い流れが来た、と思いつつ、靴が出せず、振り出しに戻ったりと、5年経っても始めた時とあまり変わらない位置に居る様な気もしますが、とにかくへこたれない精神が身に付いたことだけは、はっきりわかります。未だにご迷惑おかけしておりますが、お客様に対する責任の意識が、大きく変わったのだと思います。

これまでご愛顧頂いた皆様には、ここまで育てて頂きましたこと、本当にありがとうございました。
増税に伴い、有名な靴屋さんたちと肩を並べる価格となりますが、他では手に入れることのできない「おでこ靴」を、これまで以上に価値あるものに高めて参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。

チャーリー  ¥52,000 ¥55,000

リベルタンゴ ¥52,000 ¥55,000

東雲     ¥52,000 ¥55,000

シネマティック¥56,000 ¥59,000

follow         ¥57,000 ¥60,000

p-38          ¥55,000  ¥58,000

cobato        ¥28,000 ¥29,000

blues         ¥25,000  ¥26,000

ラスタマン  ¥18,000 ¥19,000

 ハンドソーンウェルテッド製法+¥20,000

ノルウィージャンウェルト製法のオプションも可能となりますが、こちらの発表はしばらくお待ちくださいませ。

その他オプションに関しては、お問い合わせくださいませ。

 

肩と腰とミシンぶっ壊れました。ミシンは治りました。

靴屋です。

昨年末から肩と腰を痛め、だましだまし作業して来ましたが、流石に支障が出てきました。

おでこ靴のぽっこりのために、密かに身を削っていたのだな、と臀部伸ばしながら、物思いにふけっております。

つりこみが一番の負担なので、頼みたいが、頼める人がいないので、その他の作業工程を任せ、身体を休め、目をそらしていた経営の方をここらで頑張ろうかというシフト変換。

たった5年ですが、腕が落ちる不安感。

ノルウィージャンウェルト製法でもやりたい、という欲望もある。

しっかりヨガやっときゃ良かったなー。

出し縫い機の折れてた抑えが、ドイツからやっと届きました。

廃盤でも、以外とパーツ供給してくれるのね。

これで、サンダル一足分の値段したのに、届いたその時に、関税支払うのですね(涙)

思いを伝える。

靴屋です。

今年は、とにかく外へ出て対面での販売を増やす事を目標にしました。
それは、やはり僕のヒトトナリを知ってもらう事、
生み出した靴への思いを伝えたいと素直に思うようになった事、
があげられます。

これまでは、対人恐怖症までは無いにしろ、とにかく世間体が気になって外界との接触を極力避けたいという考えがありました。
ネット販売への移行も地元で売れない、これからはネット販売だ、という戦略風に行いましたが、本当は、人との接触を避けるのが、1番の目的だったのだと、振り返ってみて分かりました。
目標を新たにしたことによって、面白いように色んな事が決まっていく様は、実に気持ちよく、僕にこれまでの事、これからの事を話す機会を与えてくれるかのようでした。
パニオさんでの受注会で、久々に靴屋を始める原点になった事柄を話す機会をお客様から与えてもらいました。

靴屋オープン当初は、よく話していたのですが、その事を売りにしているような嫌悪感にかられ、いつからか口に出す事ができなくなっていました。
純粋に靴屋として5年間まっとうし、靴屋として堂々と生きていけるようになったので、久々にそのことについて触れたいと思います。

前職は、障害者福祉の現場に携わっており、障害者の方たちのヘルパーや相談を受ける仕事をしていました。
ほとんどの相談が、働きたいのに働く場がない、というもので、私の力では何も解決することができず、無力さに苛まれる日々でした。
その無力感から、自分の周りの障害者の方だけでも働かせてあげられたらという、おごりの様なものから飛び込んだ靴業界は、当然、そんなにあまいものではなく、苦戦の連続でした。
右も左も分からず、ハンドメイドという自由で、柔らかで、温かなイメージとは、かけ離れた状況の中、工程を変えたり、道具を変えたりといった、ちょっとしたことが、クオリティを左右し、時間短縮になるというプロセスの面白さに取りつかれていきました。また、どんなに科学が進んでも機械では作れない工程があり、その掌の偉大さを知り、その技術を身に着けていく快感を得ることに夢中になっていました。
それでも、障害者の働く場の創出とハンドメイドの非効率の溝がどうしても埋められず、マシンメイドの靴を作るという外注案も考えましたが、自分の作りたい働く場は、ハンドメイド以外想像できませんでした。
ハンドメイドでは、この工程は、あの人にできるのでは、あの工程は、あの人に向いているのでは、と想像できるほど工程が多い、という利点があります。
何より効率化から取り残されてきた障害者の方が、堂々と働いていると実感できるには、1日1針でも、この靴の一部を担ったという経験を積み重ねることができる場所だと思います。
そういう場を作るという信念だけで、これまでやってきました。
昨年からは、製作足数が増え、展示会等に出られるようになり、知り合いの障害者の方と集まり、靴を作ったり、作業所の計画を練ったりと少しずつ夢が現実となってきました。
振り返れば、結局自分の居場所作りをしているのだな、と気付かされたところもありますが、ハンドメイドを通して、支援される側の障害者が支援する側になる、そんな面白い事ができるのを夢見ております。
お客様に、歩くのが楽しくなるおでこ靴と、おひとりおひとりの購買が、障害者福祉を充実させているという実感とをお届けできる日が、少しずつ、夜明け前の茜色に染まる東雲の様に見えてきました。

東雲といえば、弊社の新作「東雲」をやっとホームページにアップする事ができました。

また、3/13~16に東京の代々木公園近くのワインバーにて単独で展示会を開催する事になりました。詳細は改めて発表いたしますので、チェックお願いいたします。