新しい革

2020/9/17

靴屋です。

オリジナルレザー開発の難しさに少し触れたいと思います。

今回姫路のタンナーさんに依頼し、開発して頂く事になりました。

とにかく丁寧なものづくりをされるタンナーさんで、真摯に向き合って下さりました。

革をなめすという作業は、腐る皮を腐らない革にする事を指しますが、これには3つの方法があります。

①クロムなめし

②タンニンなめし

③コンビなめし

今回タンナーさんに依頼したのは、

・2mm厚のエンジニアブーツに耐え得る革

・革本来の雰囲気を残す

・6色展開

以上の3点でした。

クロムの弾力性ある特性とタンニンの自然な風合いを活かしたコンビなめしが良いだろうという事になりました。

数回の手直しを経ましたが、どうしても甲にジワが入ります。

うちの工程が少し特殊なこともあり、シワの入らない革にするには、

どうやらピット層というプールに浸けてじっくり鞣す革(タンニンなめし)でなければならないのでは?という話しで落ち着きましたが。

確かにトイアーノはタンニンなめしですが、他のイタリーのタンニンなめしを試しており、トイアーノ以外、シワが入ります。

4カ月掛けたオリジナルレザー開発は、予算と時間の関係で一時中断となりました。

悔しいですねー。

期待してくださった方おられましたら、誠に申し訳ございません。

新たな革探しに、トイアーノでお世話になった大阪のハシモト産業さんへ。

感染者が1番多い時期だったので、鹿児島に戻って二週間自宅で自粛しておりました。

オリジナルレザーの開発のために、栃木レザータンニンなめしの革を購入。

鹿児島に戻り自粛を活かし、靴作りに精を出す。

ジーンズという革は、シワが全く入らない。

栃木レザーの他の革は、シワが入るのもある。

部位もどうやら関係ない。

こうなってくると、レシピ次第という事になる。

いつかオリジナルレザーを完成させるために、栃木レザー見学へ行こう。

6月にオーダーストップしましたが、サンプル作り直して再開できそうです。