靴屋です。
以前から可能ではあったのですが、この度PAZUかLUPINのラストを選べるようになりました。 靴というのは、靴型(ラスト)に革を添わせ成形していきます。 ですので、靴の形はラストの形によって異なります。 ラストが、靴の命と言われる所以です。 ヒラキヒミ。のラストは靴の形の通りポッコリしています。 そのポッコリにも PAZU LUPIN PETER の三種類があります。 このPAZUとLUPINは、つま先の形状のみが違います。 ですので、p-38をPAZUのラストで作ることによって、よりカリオストロの城のルパンの靴に近づくことができます。
赤い靴は、今回のPVでも使用したdance×3です。標準は、LUPINのラストですが、可愛らしさを出すために、PAZUのラストを使用しました、 という様な事ができるようになりました。 選択肢が多くなると、お客様を迷わせ、購買意欲が無くなるというデータもありますが、できることをやらないということの方がストレスに感じる性分なので、出し惜しみなく作っていこうと思います。
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自分の靴を見て、ノスタルジックな気持ちになる時がある。 貧しいのに、良い靴を母が買ってくれたのを思い出すからなのか、 ゴミ箱から拾って来てくれた靴を履くのが恥ずかしかったのではなく、ソールがえらい黄ばんでたのが恥ずかしかったからなのか。 密かに、放送作家の高須さんにも履いてもらっていて、あの方の作家としてのテーマが郷愁なんだとか。 僕はおでこ靴をテーマとしてるけど、フォルム以外の裏テーマとして、哀愁とか 懐かしさを意図的に入れている。 ビンテージ感とか、そういう事ではない。 そういった事を感じ取ってもらえると嬉しいし、説明せずに出せる様にならないとと思っている。その部分は、芸術でも何でも同じだと思う。人間磨こう。
Looking at my shoes makes me feel nostalgic. Is it because I remember that my mother bought me good shoes even though I was poor? I wasn’t embarrassed to put on the shoes that I picked up from the trash, but I was embarrassed that the sole was very yellow. Secretly, Takasu, a broadcast writer, is wearing it, and the theme of that writer is nostalgic. I’m on the theme of forehead shoes, but as a back theme other than the form, sorrowful Nostalgia is intentionally added. It’s not that vintage. I am glad if you can feel such a thing, and I will not be able to come out without explaining it. I think that part is the same for art and anything. Let’s polish humans.
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靴屋です。
本当に久々の更新。
1番ダメだと思いますが、なかなか手を付けられずにおります。めんどくさがりです。
9月に新作を、出せるように製作しておりますが、今回は、初のグッドイヤーにしようと思っております。
今回はLupin2という木型で製作中。
今までブーツしか無かったLupinの木型から、初の短靴出します。
ドレスっぽいサドルシューズができました。
PAZUのおでこ靴とは、大きく違い、なんとも凛々しい佇まいです。
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カラーを黒で統一すれば、ビジネスシーンでもライバルに差を付けるアイテムとなり得ます。
今回の木型から、インソールをお入れしたいと思います。
試験的に試していますが、本当に疲れにくい。
デザインだけじゃない、と自信を持って言える、そんな靴ができました。
カラーバリエーションもイタリアンレザーを復活させ、ヒラキヒミ。本来のユニークさを再認識して頂きたいです。
靴屋です。
この作品は、たまにこだわりの強い靴をアップしてますが、それをオーダーしてくださる方の提案で作りました。
名前は、 「東雲」
商品ページにも匂わすことを書いてますが、具体的に言うと、ホールカットは技術的にも大変難しく、革の伸びをかなり考えて革をカットしなければ、作ることができません。普通の木型だとそこまで考える必要がないのかもしれませんが、僕の木型だと、間違えるとつり込みの際に、伸ばしては、馴染むのを待ち、伸ばしては、馴染むのを待ち、と大変なことになってしまいます。 それゆえに、牛の半裁から取れる足数は、普通のパターンからは比較にならないほど、少なく、非常に希少な靴と言えます。ましてやクロムエクセルのようなロスの多い革は尚更です。
Uさんからご提案いただいた時は、あまりデザイン的に面白いとは思えず、いっちょやってみますか、という感じでした。 パターンの引き方も内羽根式に近い形で作り、縫製も単調で、面白さが無く、すいすーいとこなしておりました。
しかし、突然大きくそそり立つ壁が目前に現れたのです。 「つ、つりこめない。」 もともと硬い、パリッとした革を使っていましたので、おでこ靴のつりこみには苦しんでおりました。それでも、持ち前の負けん気の強さと職人気質で乗り越えてきた自負がありましたが、何度やってもボール部に大きな大きな皺ができてしまう。 これには、さすがの私もお手上げでした。もう一生作りたくないと思いました。
それからも、頭のどこかに引っかかっておりましたが、取り組むことができませんでした。 時は流れ、おでこ靴も割とどんな革でも同じペースでつり込めるようになった頃、Uさんから正式なご注文があったと同時に作りたいという衝動にかられました。 この衝動について、東雲の説明文を考えている時に、「メルー」という前人未踏のシャークスフィンを上る登山家たちの映画を見ました。 彼らも登頂に失敗し、いろんな困難を経て、再チャレンジするというシーンが描かれており、この無謀な行為を「理由は無い。」と述べています。
そこに山があったから、的な。 命をかけている彼らに失礼かとも思いますが、その衝動というのは少し僕にもわかる気がするのです。 作らないとおさまらない。頭からはなれない。そのことにとらわれてしまう。じっとしていられない。頭がモヤモヤしてしまう。この様な衝動にかられるのです。 その衝動こそが、何かが宿るということなのだと、最近振り返って思うのです。
クロムエクセルへの変更もあって、なかなかホームページに掲載することができませんでしたが、製作からも結局2年経ってしまいました。 計3年かかってしまいました「東雲」も、受注会などでは、販売しておりましたが、この度やっと日の目を見る事ができました。
この名前は、僕もUさんも大切な人を亡くしたばかりで、悲しみを経て、新たに踏み出すという意味を含んでいる気がしますね〜、なんて言いながら、決めた経緯があります。 そんなバタバタな頃で発表できずにいたこの「東雲」1年の時を経て、クロムエクセルで発表でき、感無量です。 ホールカットってもっとお上品じゃないと、と思われたら嬉しい???? えらい無骨なホールカットになってしまいました。 グッジョブ!
東京で取り扱いして下さるショップ様のご紹介です。
吉祥寺のROL様にて、置いて頂く事になりました。
営業に寄らせて頂いた際に、何か力になれれば、 とおっしゃって頂き、取り扱いして頂くことになりました。
洗練された定番のアイテムから突き抜けたアイテムまで幅広く取り 扱ってらっしゃるショップ様です。
チャーリーのブラックとサンプルを少々ご用意しておりますので、 是非ご来店ください。
オーダーもお受けできますので、 実際に見て触れて履いてください。
靴屋です。
おでこ靴を作る前に、ひたすら知り合いに靴を作っておりましたが、それ以来の紳士靴!
おでこ靴に関しては、クオリティは、ほぼ頭打ちになってきたので、日々一所懸命に作るのみ。自分の腕が上がったかどうか確認するのは難しい。
たまにこういうのを作って自分を振り返る時間が必要。かなりリフレッシュできるし。
僕は勝負どころをフォルムに置いたけど、こういう紳士靴を作る人たちは、細部に神経を使っているのがわかる。
あり物は、気付かれない美学のようなものが必要なのかもしれない。
そこが面白い世界の気がする。
靴屋です。
ステッチダウンばかり作っていたので、久々のハンドソーン5連発。
つりこんだ後、そのまますくいぬいしてたのですが、最近は、先に穴あけから。
どちらが良いのか?こちらの方が時間はかかるけど、ストレスが少ないかも。
最近はじめたコーチングのおかげか、色々気付く事が多い。メンタルを鍛えることを心かけてきたけど、いかにストレスが無い状態を作るかが大事だ。
これは、1人では辿り着けなかったかも。
対ストレス術を試したいのに、ストレスが来ない。
どうやら脱皮したらしい。
靴屋です。
2月より栃木県真岡市の雑貨屋マメチコ様に、お取り扱い頂くことになりました。
片手間で洋服を取り扱う雑貨屋さんは、よく見かけますが、マメチコさんは違います。
お洋服のチョイスを見るとおわかりいただけると思います。どちらも本気です。
とにかく、ワーカーズの服のチョイスは絶妙です。
自惚れと思われても仕方ないのですが、マメチコさんのコーディネートを見るとこういう方向も行けるのだと、自分の靴に無限の可能性を感じます。うちの靴のいなたさやら、意図的な悪ふざけやらをを活かしてくれていて楽しくなります。
オーナーさん、絶対ジブリ好きだと思っておりましたが、お話をする中で、ジブリのしぶいチョイスのフレーズを使われる辺り、ズバリでした(笑)
栃木県、隣県の皆様、是非足を運んでみて下さい。
靴屋です。
本年もありがとうございました。
年末から慌ただしくなってきました。来年から新たな動きができそうで、久々に心が震えております。
来年は、ガラリと違う形で動いてみたいと考えております。
是非ご期待下さい。
来年も皆様にとって良い年になりますように!