馴染みやすい
一生モノの靴。

 
靴の命である木型には、変わった名前が付いています。「パズー」「ルパン」「ペーター」 彼らの足元には、つま先がぽっこりとした『おでこ靴』が、とぼけた表情を見せています。 逃げ回る、追いかける、脱ぎ捨てる…。彼らの仕草を見ていると、履きこんだ靴がよく足に馴染んでいることがわかります。荒く履きながらも、修理しながら履きこんだ、手仕事の跡が残る靴。自然な革の風合いを活かし、手仕事の跡が残る一生物の靴を一足一足丁寧に作っていきたいと考えています。これまでありそうで無かった「ヒラキヒミ。」の靴に足を入れてみて下さい。
 

おでこ靴職人

 

 自然の声に
耳をかたむけよ。

ヒラキヒミ。

グリーンランドのイヌイットの人々の言葉で、自然の声に耳を傾けよ、という意味合いがあります。グリーンランドという地はほとんどが氷床。狩もそこで行われます。流氷は言ってしまえば氷の陸です。乗っている氷が割れてしまったら、帰り道を失い、そのまま流されて命を落とす事も。

そこで、彼らは死なないために、氷の音に耳を傾けます。「ピキピキッ。」この音はよくない、そう思ったら直ぐ様引き返します。自然の声に耳を傾けないと命を落とす。畏怖の念を抱け、というような意味があります。「ヒラキヒミ。」言葉の響きとメッセージに心をつかまれ、ブランド名にしました。